「イエスが教える愛と奉仕」教皇、ベネズエラの教会関係者に
教皇フランシスコは、パンデミックにおける司祭の役割をテーマにした、ベネズエラの教会関係者のビデオ・ミーティングにメッセージをおくられた。
教皇フランシスコは、ベネズエラの教会関係者にビデオを通しメッセージをおくられた。
ベネズエラ司教協議会は、1月19日と20日の両日、司教、教区司祭、修道者を対象としたオンラインミーティングを開催した。
このミーティングは、「パンデミックにおけるわたしたちの司祭:彼らの体験と使命」を中心テーマに、教会関係者間の兄弟的対話、パンデミック危機における体験の分かち合いと助言の交換、司牧計画の考察を促すことを目的に行われた。
教皇は会議参加者に向けたビデオメッセージで、パンデミックにおける司牧を模索する教会関係者に、「愛」と「奉仕」という二つの柱を示された。
教皇は、司祭らがこの危機の中で、互いの経験や、苦労、不安を分かち合い、神の業としての教会の活動を続けていく上での熱意と確信を励まし合うことを望まれた。
わたしたちは自分たちの力だけで行動することはできない、常にイエスに立ち返ることが必要、と教皇は説き、わたしたちを兄弟として一致させるのも、わたしたちを救うのもイエスであり、わたしたちはイエスの手の中の道具に過ぎない、と話された。
そして、イエスは最後の晩餐を思い起された教皇は、イエスはそこで聖体を通して「愛」を、弟子たちの足を洗うことで「奉仕」を教えられたと述べ、愛と奉仕は切り離せないものと強調された。
教皇は教会関係者の上に主の祝福を祈ると共に、決して分裂することなく、常に一致しているようにと、励ましの言葉をおくられた。
19 1月 2021, 17:36