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マラドーナ氏死去:教皇が推進する教育プロジェクトに参加

11月25日亡くなったサッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏は、教皇フランシスコが推進する教育事業に参加してきた。

 サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏(60)が、11月25日、ブエノスアイレスで亡くなった。

 マラドーナ氏は、教皇フランシスコが推進する教育事業に参加し、過去2回、バチカンで教皇と出会っている。

 バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長によれば、マラドーナ氏の訃報に接した教皇は、ここ数年の同氏との出会いを愛情をもって振り返り、同氏を祈りの中で思い起された。

 教皇はスポーツを愛する同国人として、マラドーナ氏の活躍を見守ってきたが、二人の初めての出会いは、2014年にさかのぼる。

 同年9月、教皇が推進する教育プロジェクト「スコラス・オクレンテス」が中心となってローマのスタディオ・オリンピコで開催した、平和と諸宗教対話のためのサッカーの友好試合にマラドーナ氏が参加。

 この機会に、教皇はパウロ6世ホールの応接室でマラドーナ氏と会見された。

 会見後、バチカン放送のインタビューに答えた同氏は、「戦争や死を目の前にした時、誰もが心に何か感じることがあると思います。われわれは多くのことを脇に置いて、平和を求めなくてはいけません。この試合が、選手たちは平和のために何もしていない、という考えを、少しでも打ち壊すことを信じています。それは、まったく反対だからです。皆のために最も良いことは平和であると、人々が自覚することがわたしたちの願いです」と述べた。

 また、「つまりスポーツは平和に貢献すると信じていますか」、という問いに対し、マラドーナ氏は、「それは基本中の基本です。一つのボールは、100丁の銃に勝ると信じています。それはわたしにとって、はっきりと言えることです。スポーツは、他者に害を与えないようにと、考えさせるものなのです」と答えている。

 2015年の来伊の際、マラドーナ氏はバチカンで「スコラス・オクレンテス」のプロジェクトをめぐる記者発表に参加。その時、教皇との2度目の会見を持った。

 マラドーナ氏は、2016年8月のイタリア中部地震の数か月後、被災地支援のためのサッカー友好試合の企画に協力。その際、教皇から一本の電話を受けたことを明かしている。

26 11月 2020, 11:17