教皇、エチオピアに暴力の停止と平和を呼びかける
教皇フランシスコは、武力衝突が続くエチオピアに、平和をアピールされた。
教皇フランシスコは、戦闘が続くエチオピアに、暴力の停止と平和をアピールされた。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長は、11月27日の声明で、エチオピア情勢に対するする教皇の憂慮を伝えた。
エチオピア北部ティグレ州と周辺では、数週間にわたり軍事衝突が続き、そのために多くの市民の命が奪われ、数万人が戦禍から逃れるため隣国スーダン方面に避難している。
教皇は、先日、11月8日の正午の祈りの集いで、エチオピアの紛争に触れ、「武力衝突の誘惑を退け、祈りと、兄弟的尊重、対話、不和の克服、平和へとすべての人を招きたいと思います」と訴えていた。
しかしながら、同国内の衝突は連日拡大し、すでに深刻な人道的危機の状況に達している。
こうした中、教皇は、エチオピアのために祈るよう信者らに願われると共に、対立する双方に向け、暴力を停止し、市民をはじめ人々の命を保護し、国民が再び平和を見出せるようにと、呼びかけを新たにされた。
27 11月 2020, 18:30