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聖ヒエロニモ司祭教会博士 聖ヒエロニモ司祭教会博士 

聖ヒエロニモ帰天1600年に教皇の書簡

教皇フランシスコは、聖ヒエロニモ帰天1600年を記念する書簡を発表された。

9月30日、教会暦は、聖ヒエロニモ司祭教会博士を記念した。

四大ラテン教父の一人、聖ヒエロニモ(ヒエロニムス)(347頃-420)は、ヘブライ語やギリシャ語から、ラテン語で聖書を翻訳し、ラテン語聖書の決定版とされる「ブルガタ訳」を作成した。

今年は、同聖人の帰天から1600年にあたる。

これに先立ち、昨年9月30日、教皇フランシスコは、自発教令を通し、典礼暦に「神のみことばの主日」を制定されている。

そして、今年、教皇は、偉大な教父、聖ヒエロニモの帰天1600年を記念すると共に、聖書への愛へと人々を招く書簡を発表された。

教皇はこの書簡で、聖ヒエロニモは、21世紀のキリスト教徒たちにとって、今もその偉大さを失っていない、と強調。

聖ヒエロニモの聖書への愛は、その生涯と著作を通して、わたしたちに遺産を残した、と教皇は記し、洗練された聖書解釈者、キリスト教真理の擁護者、また厳しい禁欲的な隠遁者としての、その姿を思い起こされた。

教皇は、聖ヒエロニモを、「聖書を正しく実り多く読むために必要な聖書解釈と文化的知識を介して、わたしたちをイエスの神秘に導く案内人」として示し、その活動は今日も専門知識に支えられた聖書研究の大切さを教会に教えている、と記された。

聖書の持つ豊かさは、残念ながら多くの人から無視され、過小評価されているが、それは聖書を読むための基本的知識がベースとして与えられていないからである、と教皇は指摘。

すべてのキリスト者が聖書を開き、そのはかり知れない叡智と希望といのちを汲み取ることができるよう、より広い教育の必要を願われた。

また、教皇は、聖ヒエロニモのブルガタ訳の聖書が、ラテン語文化の世界で聖書のインカルチュレーション化を促進し、それが教会の宣教活動の基盤となっていったことを振り返りつつ、宣教活動としての、聖書翻訳の重要性を説かれた。

教皇は、聖ヒエロニモ帰天1600年の記念年が、同聖人の著作と霊性を通し、人々を聖書への愛に招くようにと祈られた。

30 9月 2020, 15:33