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教皇代理としてをレバノンを訪問したパロリン枢機卿 2020年9月3日 ベイルート、サン・ジョルジュ聖堂 教皇代理としてをレバノンを訪問したパロリン枢機卿 2020年9月3日 ベイルート、サン・ジョルジュ聖堂 

9月4日:「レバノンのための祈りと断食の日」

9月4日、「レバノンのための祈りと断食の日」が行われた。これに先立つ3日には、教皇フランシスコの代理としてバチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿がベイルート入りした。

レバノン首都ベイルートで発生した大規模爆発から一か月が経過した9月4日、「レバノンのための祈りと断食の日」が行われた。

この日は、教皇フランシスコが9月2日の一般謁見の席で、レバノン国民の苦しみに寄り添い、人々が現在の危機から立ち上がれるよう励ますことを目的に、皆の参加を広く呼び掛けたもの。

同時に、教皇は、ご自身の連帯を伝えるために、教皇代理として、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿をレバノンに派遣された。

パロリン枢機卿は、9月3日にベイルートに到着。マロン典礼カトリック教会のカテドラル、サン・ジョルジュ聖堂で、レバノンの諸宗教指導者らとの出会いを持った。

この集いでパロリン枢機卿は、「レバノンを孤立させては

ならない。レバノンは世界を必要とし、世界もまた、レバノンの比類のない多様性の共存の試みを必要としている」と話した。

同枢機卿は、この苦しみが、平和と尊厳のうちに共存し、透明性と責任あるより良い政治を追求するための、決意の純化と強化を促すようにと願った。

そして、暴力とあらゆる形の権威主義を排し、基本的権利と義務の尊重に基づく受容的社会の推進を励ました。

続いて、ハリッサの聖母巡礼聖堂でとり行われたミサで、パロリン枢機卿は、苦しみと失望の中にあるレバノン国民に、教皇フランシスコをはじめ、世界の多くの国々の連帯を伝えた。

同枢機卿は、ベイルートは、法と義務、透明性と共同責任に基づく共通善への新たな取り組みと共に、対話と連帯のうちに灰の中から再び立ち上がるだろう、と信者らを勇気づけた。

04 9月 2020, 11:05