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Vatican News
ジョージ・フロイドさんの肖像を掲げた平和的な抗議 2020年6月2日、ロサンゼルスで ジョージ・フロイドさんの肖像を掲げた平和的な抗議 2020年6月2日、ロサンゼルスで  (2020 Getty Images)

教皇「人種差別は決して容認できないが、暴力からは何も得られない」

教皇フランシスコは、米国の暴動に憂慮を表され、いかなる人種差別も決して容認できないが、同時に、暴力からは何も得られない、と呼びかけられた。

米国ミネソタ州ミネアポリスでジョージ・フロイドさんが警官による拘束中に死亡した事件に対する抗議デモが暴動化している状況に、教皇フランシスコは、わたしたちはいかなる人種差別も決して容認することはできないが、同時に、暴力からは何も得られない、と呼びかけられた。

バチカンで6月3日(水)行われた一般謁見の席で、教皇は米国の暴動に憂慮を表され、次のようにアピールされた。

「親愛なる米国の兄弟姉妹の皆さん、ジョージ・フロイドさんの悲劇的な死をきっかけに、ここ数日皆さんの国で起きている痛ましい社会的混乱を、大きな憂慮をもって見守っています。

親愛なる友の皆さん、わたしたちはいかなる形の人種差別や排除を容認することも、それに対し目をつぶることもできません。わたしたちは、すべての人のいのちを聖なるものとして守らなければなりません。同時に、わたしたちは、『この数夜の暴力は、自己破壊的かつ自虐的である。暴力からは何も得られず、失うものの方が多い』と認めなければなりません。

今日、わたしはセントポールとミネアポリスの教会、そして米国のすべての皆さんと一致し、ジョージ・フロイドさんと、人種差別という罪の犠牲になったすべての人々の、ご冥福を祈りたいと思います。傷つき憔悴したご家族と友人の方々の慰めを祈りましょう。そして、わたしたちが切望する、国内の和解と平和のために祈りましょう。アメリカの母、グアダルーペの聖母よ、米国と世界において平和と正義のために働くすべての人々のために、あなたのとりなしを願います。神が皆さんと皆さんのご家族を、祝福してくださいますように。」

03 6月 2020, 12:39