教皇、感染症拡大に苦しむ国々に精神的一致を表明
教皇フランシスコは、新型コロナウイルスの感染拡大に苦しむ国々のために祈られた。
教皇フランシスコは、6月7日(日)、バチカンで行われた正午の祈りで、新型コロナウイルスの感染拡大に苦しむ国々のために祈られた。
先週、およそ3ヵ月ぶりに、日曜正午の祈りを聖ペトロ広場の信者らと共に行われた教皇は、この日も、バチカン宮殿の窓から巡礼者らに語りかけられた。
教皇は祈りの後の挨拶で、こうして皆さんと集いを持つことができたのは、イタリアで新型コロナウイルス感染症の急性期が過ぎたことのしるし、と述べつつ、「しかし、気を抜いてはいけません。勝利を歌うにはまだ早すぎます。感染拡大防止のための現行の規則によく従いましょう」と呼びかけられた。
一方で、教皇は、残念ながら、他の国々では新型コロナウイルスはさらに多くの犠牲者を出している、と指摘。先週の金曜日に、ある国では一分間に一人の方が亡くなった、と、その深刻な状況を示された。
教皇は、「これらの国々の国民、患者とその家族、そして患者のケアに当たるすべての人々に精神的に一致したいと思います。わたしたちの祈りをもって、互いに寄り添いましょう」とアピールされた。
07 6月 2020, 16:18