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聖金曜日:バチカンで十字架の道行、刑務所・病院関係者らと

「聖金曜日」の夜、バチカンの聖ペトロ広場で「十字架の道行」がとり行われた。

4月10日、キリストの受難と死を記念した「聖金曜日」の夜、教皇フランシスコはバチカンの聖ペトロ広場で「十字架の道行」をとり行われた。

「十字架の道行」は、イエスが死刑宣告を受けてから、十字架上で息を引き取り、墓に葬られるまでを、14の場面(留)に分け、それぞれの留で黙想し、祈りながら行う信心業。

教皇による聖金曜日の十字架の道行は、恒例としてローマ市内のコロッセオを会場としてきたが、今年はパンデミック危機の状況下、無人のバチカンの広場でとり行われた。

教皇の十字架の道行には、毎年、黙想をより深めるためのテキストが用意される。今年は、イタリア北部パドヴァの刑務所の関係者たちによって準備された。その執筆には、5人の受刑者、犯罪の犠牲者の家族、終身刑受刑者の家族、刑務所の教育部員、司法官、受刑者の母親、カテキスタ、冤罪の犠牲になった司祭、ボランティアの修道士、刑務官が携わり、それぞれが一つの留の黙想を書き下ろした。

また、この道行には、刑務所付司祭をはじめ、元受刑者、刑務官、ボランティアらの刑務所関係者、そして新型コロナウイルスの治療にあたるローマの医師や看護師らが参加し、十字架を掲げた。

沈黙と闇に覆われた広場で、ろうそくの火が十字架の歩む道を照らす中、参加者らは、十字架を掲げ、一留ごとにイエスの受難の場面と、それぞれの十字架を背負いながら神の救いと癒し、そして希望を求める人々の思いを重ねつつ、広場のオベリスクから、大聖堂前へと向かった。

最後の留において、大聖堂前で十字架を受け取られた教皇は、祈りを締めくくると共に、祝福をおくられた。

10 4月 2020, 22:55