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教皇フランシスコ、東方諸教会の使節を迎えて 2020年2月21日 教皇フランシスコ、東方諸教会の使節を迎えて 2020年2月21日 

聖霊の恵みの交換に喜び、教皇、東方諸教会の司祭・修道者らと

教皇フランシスコは、東方諸教会の司祭・修道者らの使節を迎えられた。

教皇フランシスコは、2月21日、東方諸教会の司祭・修道者らとお会いになった。

この使節は、コプト正教会、アルメニア使徒教会、シリア正教会、エチオピア正教会、マランカラ・シリア正教会などの若い司祭・修道者からなるもので、教皇庁キリスト教一致評議会の招きに応え、各総主教庁から派遣され、ローマを訪れていた。

参加者らは、カトリック教会との対話を目的に、ローマの様々な教会や巡礼地を訪問、バチカンの諸機関や、教皇庁立大学等を見学した。

使節を温かく迎えられた教皇は、挨拶の中で大きな喜びと感謝を表された。

「訪問とは常に恵みの交換です」と述べた教皇は、マリアがエリザベトを訪問し、神の恵みの喜びを分かち合ったように、教会間でもそれぞれにもたらされた聖霊の豊かな恵みを、相互の喜びと善のために交換することができる、と話された。

「わたしは、あなたがたがキリスト・イエスによって神の恵みを受けたことについて、いつもわたしの神に感謝しています」(1コリント 1,4)という使徒パウロの言葉を引用しつつ、教皇ご自身も東方諸教会の伝統や、司祭・修道者たち、信仰の証しを神に感謝されると共に、特に暴力や戦争に苦しむ地域における殉教者らの証しを心に留められた。

教皇は、使節関係者がローマで「客」ではなく「兄弟」としての経験を得ることを願われながら、この訪問がイエスの熱望されるキリスト者の一致の小さな種となることを希望された。

21 2月 2020, 17:54