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教皇フランシスコによる降誕祭の深夜ミサ 2019年12月24日 バチカン・聖ペトロ大聖堂 教皇フランシスコによる降誕祭の深夜ミサ 2019年12月24日 バチカン・聖ペトロ大聖堂  (Vatican Media)

降誕祭2019:「イエスのように、自分自身を贈り物に」教皇、深夜ミサ

教皇フランシスコは、2019年の降誕祭の深夜ミサをバチカンで捧げられた。

教皇フランシスコは、12月24日、2019年の降誕祭の深夜ミサをバチカンで捧げられた。

ミサがとり行われた聖ペトロ大聖堂には、熱心な信者たちが大勢詰めかけた。

ミサの初め、救い主の誕生を告げる「カレンダ」の朗唱が行われた。

「カレンダ」の終わりと共に、祝いの鐘が鳴り響くと、教皇は祭壇前のまぐさ桶の覆いを取り、幼子イエス像を示された。

そして、教皇の献香に続き、着物姿の少女たちをはじめ、世界各国の子どもたちが、幼子イエス像に花を捧げた。

ミサの説教で教皇は、羊飼いたちが夜通し羊の群れの番をしていると「主の栄光が周りを照らした」と、ルカ福音書(2,9)が語る場面を観想された。

その闇を照らした光とは何を意味するのだろうか。教皇はその答えとして、「実に、すべての人々に救いをもたらす神の恵みが現れました」という、聖パウロの「テトスへの手紙」(2,11)の言葉を示された。

では、その恵みとは何であろうか。教皇は、それはいのちを変容し、歴史を新たにする神の愛、悪から解放し、平和と喜びで満たす愛であると話し、その神の愛は、今夜、イエスを通してわたしたちに表された、と説かれた。

わたしたちがふさわしくない者であるにも関わらず、イエスはわたしたちのために小さき者となられ、わたしたちが自分のことだけのために出て行く時、イエスはわたしたちのために入って来られた、と教皇は語った。

教皇は、クリスマスはすべての人を愛する神の愛を思い出す機会と述べ、神の愛はあなたの思いや行いの如何に関わらず、無条件に愛する愛であると強調された。

これほどにも大きな恵みを前に、わたしたちは何をしたらよいのだろうか。教皇はわたしたちが唯一すべきこと、それはその恵みを受け入れ、感謝することである、と話された。

「恵みを受け取ることは、感謝を知ること」と教皇は述べ、イエスという贈り物を受けたわたしたちは、自分たち自身もイエスのような贈り物にならなければならない、と説かれた。

さらに、「自分が贈り物となることは、人生に意味を与えること」と教皇は指摘。

自分のいのちを贈り物としながら、他人を変えようとするのではなく、自分自身が変わろうとする時、自分も、教会も、歴史も変わり、それは世界を変える最良の方法となる、と説かれた。

ミサの終わりに、教皇は幼子イエス像を腕に抱き、子どもたちや高位聖職者らと共に行列を作り、聖堂内に創られたプレゼピオ(イエスの降誕の場面を表現した馬小屋の模型)へと向かわれた。

プレゼピオの前で、助祭は教皇から受け取った幼きイエス像を馬小屋の飼い葉桶の中に寝かせた。

降誕祭の聖歌が歌われる中、教皇や参加者らは飼い葉桶の中の幼子を見つめ祈った。

25 12月 2019, 10:28