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「死者の日」ローマの「プリシッラのカタコンベ」の聖シルベストロ聖堂でミサを捧げる教皇フランシスコ 「死者の日」ローマの「プリシッラのカタコンベ」の聖シルベストロ聖堂でミサを捧げる教皇フランシスコ  (Vatican Media)

死者の日:教皇、ローマのカタコンベでミサ

教皇フランシスコは、「死者の日」に、ローマの「プリシッラのカタコンベ」でミサを捧げられた。

11月2日、カトリック教会の暦は、「死者の日」を記念した。

教会は、11月を伝統的に「死者の月」とし、キリスト者として教会の交わりの中に生き、この世を後にした人々を思い、死の彼方の世界を観想するよう招いている。

11月初日の「諸聖人の日」に続き、2日に記念される「死者の日」は、亡くなったすべての信者を思い起こし祈る。

教皇フランシスコは、この「死者の日」、ローマの「プリシッラのカタコンベ」でミサを捧げられた。

「プリシッラのカタコンベ」は、ローマ北西、サラリア街道沿いにある、紀元後2世紀から5世紀にかけて作られた地下墓地。凝灰岩を掘ったその地下廊の長さはおよそ13㎞におよび、深さ35m、3層からなっている。

プリシッラの名は、この墓所のために土地を寄贈した女性の名前と言われている。同カタコンベは、多くの殉教者たちが埋葬されていることから「カタコンベの女王」とも呼ばれる。ここには、聖マルチェリーノ(マルケリヌス)はじめ、7人の教皇が葬られている。

また、内部には多くの壁画が残り、ベールを被り両手を上げて祈る女性の姿、旧約・新約聖書のエピソード、現存で最古といわれる聖母子の壁画など、初期キリスト教時代の信仰生活を垣間見ることができる。

教皇は、プリシッラのカタコンベに付属する聖シルベストロ聖堂でミサを司式された。

ミサの説教で、カタコンベに入ったのは人生で初めてであると述べた教皇は、この場所に集い、故人たちのためにミサを捧げ、主を賛美した、いにしえのキリスト者たちに対する深い感慨を表された。

一方で、教皇は、今日世界の各地で迫害されている多くの兄弟姉妹たちを思い起こされた。

教皇は、かつても、今日も、キリスト者たちの共通のアイデンティティーは、真福八端の精神にあると強調、それを証しすることがキリスト者として生きるということである、と話された。

また、当時のカタコンベという場所、そして今日キリスト者のためにある多くの場所を思いながら、教皇は「キリスト者の居場所」とはどこであろうかと問い、それは神の望まれるあらゆる場所、神の御手の中にある、と説かれた。

プリシッラのカタコンベ訪問の後、バチカンに戻られた教皇は、聖ペトロ大聖堂地下のグロッタに降りられ、歴代教皇の墓前で祈りの時を持たれた。

02 11月 2019, 18:45