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モザンビーク首都マプトの競技場で行われた教皇フランシスコ司式のミサ 2019年9月6日 モザンビーク首都マプトの競技場で行われた教皇フランシスコ司式のミサ 2019年9月6日  (ANSA)

モザンビーク:「平和は暴力では築けない、採るべきは愛の道」教皇ミサで

教皇フランシスコは、モザンビーク滞在中の最後の行事として、首都マプトの競技場でミサを捧げられた。

教皇フランシスコは、モザンビーク首都マプトで、信者と共にミサを捧げられた。

アフリカ東部3カ国歴訪で、9月4日からモザンビークを訪れていた教皇は、9月6日、同国滞在中の最後の行事として、マプトのジンペト国立競技場でミサをとり行われた。

この日はあいにくの雨に見舞われたが、会場にわき上がる歌や踊りが、信者たちの喜びを伝えていた。

教皇はこのミサを「国民の発展」の意向に捧げ、ポルトガル語で司式された。

説教で教皇は、平和ある未来を、「目には目を、歯には歯を」という「暴力の平等」によって築くことはできない、採るべき道は「見返りを求めない」愛の道である、と強調された。

いかなる家族、共同体、民族、国家も、一致の原動力が憎しみと復讐にあるならば、そこに未来はないだろう、と教皇は語られた。

武力と暴力による弾圧は、解決をもたらすことなく、むしろ新たな、より劣悪な紛争を生む、と述べた教皇は、暴力に暴力で返すことは、高い犠牲を払うだけの、出口のない連鎖である、と話された。

「皆さんは平和への権利を持っています」と教皇は呼びかけながら、長い紛争の傷がまだ癒されない状態で、和解を語るのは難しいとしても、それでもイエス・キリストは、わたしたちに、愛し、善を行うようにと招いている、と述べられた。

自分たちを傷つけた人々に対し、積極的な、無償の、特別な善を尽くすことは、その人たちを無視し、遠ざける以上の意義がある、と教皇は指摘。

いつくしみや憐み、優しさを持つことは、弱い者の態度ではなく、人を傷つけ、おとしめることで、自分の優位を感じる必要のない、強い者たちの態度である、と話された。

教皇は、平和をために働き、社会の疎外された人々を助け、イエス・キリストが示された正しい道、奉仕の道の歩むよう、人々を勇気づけられた。

モザンビークを後にするにあたり、教皇はミサの終わりに、この訪問の準備と実現に関わったすべての人々に感謝を述べると共に、サイクロンによる被災のために行事に参加できなかった人々にも思いを寄せられた。

教皇は、モザンビークの平和と和解のために皆で一致し、常に希望を育むよう願われた。

この後、マプト空港での送別式を経て、教皇は第二の訪問国、マダガスカルに向かわれた。

06 9月 2019, 16:34