教皇、アルバーノ教区訪問、市民のためにミサ
教皇フランシスコは、ローマ近郊アルバーノ・ラツィアーレで、市民のためにミサを捧げられた。
教皇フランシスコは、9月21日(土)午後、ローマ近郊カステリ・ロマーニ地方のアルバーノ・ラツィアーレを司牧訪問、市民と共にミサを捧げられた。
ミサに先立ち教皇は、アルバーノのカテドラルで、地元の司祭らと祈りの時を持たれた。
カテドラル前の広場で行われたミサで、ルカ福音書19章の徴税人ザアカイのエピソードを取り上げ説教を行われた。
神はすべての人を顧みられる、と述べた教皇は、誰一人忘れることのない神は、人々を搾取する罪深い徴税人として蔑まれるザアカイにもいつくしみを注がれた、と話された。
このザアカイのエピソードから、教会は何を学ぶべきだろうか、と教皇は問いながら、「あなたはイエスの名において愛され、召されている。神はあなたを忘れることはない。あなたは神の心の中にいる」というメッセージを、すべての人々、特に教会から遠く離れた人たちの心に、生き生きと伝えるための教会の使命を示された。
そして、教皇はアルバーノの信者らに、ザアカイのように、恥や恐れや孤独という木の枝の間に身を隠した人、疎外された人たちに、神の愛を伝えるために会いに行くことをためらわないでほしい、と励ましの言葉をおくられた。
教皇は、日の暮れた広場で、市民に挨拶と祝福をおくられた後、ローマに戻られた。
21 9月 2019, 20:01