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教皇フランシスコ、バチカン・聖ペトロ広場での一般謁見 2019年8月28日 教皇フランシスコ、バチカン・聖ペトロ広場での一般謁見 2019年8月28日 

「病者の傷の中に、常にイエスがおられる」教皇、一般謁見で

教皇フランシスコは、バチカンの聖ペトロ広場で、水曜恒例の一般謁見を行われた。

教皇フランシスコは、バチカンで8月28日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

ローマでは、まだ暑さが続くものの、9月の訪れを前に、朝夕が次第に過ごしやすくなっている。しばらくパウロ6世ホールで行われていた謁見も、この日は久しぶりに聖ペトロ広場で開催された。

教皇は謁見中、「使徒言行録」をテキストに、カテケーシス(教会の教えの解説)を進められた。

この日、教皇は、「使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議な業が民衆の間で行われた。…人々は病人を通りに運び出し、担架や床に寝かせた。ペトロが通りかかるとき、せめてその影だけでも病人のだれかにかかるようにした…一人残らずいやしてもらった。」(使徒言行録5,12.15-16)という箇所を考察された。

教皇は「使徒言行録」の5章で、初期の教会が、最も弱い人々、病者たちを受け入れる「野戦病院」としての姿を見せていることを指摘された。

病者たちの苦しみは使徒たちの心を動かし、あらゆる時代のキリスト者と同じように、彼らの目に、病者たちは神の御国の福音において最も優先される人々と映った、と教皇は話された。

ペトロは担架に近寄り、病人たちの間を歩いたが、その姿は言葉と存在を通して、生き、働くキリストを映し出すものであった。

ペトロは師イエスの業を行う者であり、人々は信仰をもって、その中にキリスト自身を見ていた。ペトロがただ彼らのそばを通るだけで、その影は癒しとなり、病者に向けて身をかがめ、命と救いと尊厳を再び取り戻させたイエスの優しさを伝えていた、と教皇は語った。

教皇は、病者の傷の中には、常にイエスがおられ、わたしたちがこれらの病者たちを支え、癒すようにとわたしたちを呼ばれる、と話された。

ペトロの癒しの行為は、サドカイ派の人々の憎しみと妬みを招き、使徒たちは捕えられ牢に入れられたが、夜中に主の天使によって外に連れ出された。使徒たちの不思議な解放に驚いた彼らは、使徒たちがイエスの名によって教えることを禁じようとした。

最高法院の中に立たせられたペトロが「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません」(同5,29)と言ったその答えを、教皇はキリスト者の生き方の鍵として示された。

そして、教皇は、沈黙を命じる者、誹謗する者を前に、ひるまない剛毅と、キリストの存在をそばに確信する内面の力をわたしたちが持てるよう、聖霊の助けを祈られた。

28 8月 2019, 17:39