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教皇フランシスコ、バチカン・パウロ6世ホールでの一般謁見 2019年8月21日 教皇フランシスコ、バチカン・パウロ6世ホールでの一般謁見 2019年8月21日  (Vatican Media )

「キリスト教共同体は、分かち合いの場所」教皇一般謁見

教皇フランシスコは、水曜恒例の一般謁見で、キリスト共同体における交わり、分かち合いについて話された。

教皇フランシスコは、バチカンのパウロ6世ホールで、8月21日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中、教皇は「使徒言行録」をテキストとしたカテケーシス(教会の教えの解説)を続けられた。

この日は、「信じた人の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた」(使徒言行録4,32)という箇所が考察された。

豊かに注がれた聖霊の下に生まれたキリスト教共同体は、神の家族としての連帯の力によって築かれた、「コイノニア」、すなわち「交わり」「分かち合い」を経験する場所である、と教皇は話された。

そして、「使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった」(同2,42)初期のキリスト者たちが、「心も思いも一つにし」、「すべてを共有していた」様子を思い起こされた。

彼らの中に貧しい人がいなかったのは、「土地や家を持っている人はそれを売り、代金を持ち寄り、使徒たちの足もとに置き、それを必要に応じて分配した」(参照:同4,34-35)からである、と教皇は振り返った。

常に教会は、多く持っている物を手放し、必要な人に与えるというキリスト者たちの態度によって培われてきた、と述べた教皇は、お金だけでなく、自分の時間をも与えることの大切さを指摘。貧しい人や病者のために自分の時間を分かち合う、多くのボランティアたちの存在を称えられた。

この「交わり」は、主の弟子たちの関係の新しい規範となるもの、と教皇は話し、キリストとの絆は、兄弟間の絆に発展し、それは物的な分かち合いによっても表され、信者たちはキリストのからだの一部として互いに責任を負っていく、と説かれた。

分かち合いにおいて誠実さや愛が欠ける時、それは偽善をもたらし、真理を遠ざけ、利己主義により、交わりの火を消すことになる、と教皇は語られた。

他人の不利な状況を利用し、自分の利益を得ることだけを目指す人生は、内的な死を免れないと教皇は話すと共に、自分は教会によく通っている、司教や司祭と親しいなどと言いながら、自らの利益にしか関心がない人たちの偽善は、教会を破壊するものである、と注意された。

教皇は、あらゆる偽善に打ち勝ち、キリスト教的連帯を育む真理を広げられるよう、皆の上に聖霊の注ぎを祈られた。

21 8月 2019, 17:06