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ベネディクト16世、カステル・ガンドルフォ教皇離宮の庭園で(写真資料より) ベネディクト16世、カステル・ガンドルフォ教皇離宮の庭園で(写真資料より) 

ベネディクト16世、カステッリ・ロマーニで祈りの時

名誉教皇ベネディクト16世は、ローマ近郊カステッリ・ロマーニ地方でひと時を過ごされ、ロザリオの祈りや、聖母巡礼を行なわれた。

バチカンのマテオ・ブルーニ広報局長によれば、名誉教皇ベネディクト16世は、7月25日の夕方、ローマ南東、カステッリ・ロマーニ地方を訪れ、数時間を過ごされた。

ベネディクト16世は、教皇公邸管理部責任者ゲンスバイン大司教に伴われ、最初にカステル・ガンドルフォに向かわれた。

前教皇は、長年、夏期滞在のために親しまれたカステル・ガンドルフォの教皇離宮の庭園を散策され、ロザリオの祈りを唱えられた。

次に、ベネディクト16世は、ロッカ・ディ・パーパにある、「岩の聖母」に捧げた聖堂を巡礼された。

この巡礼聖堂の由来は、1490年にさかのぼる。一人の旅人がこの地に差し掛かった時、カーヴォ山(モンテ・カーヴォ)から巨岩が転がり落ちてきた。とっさに聖母に祈ると、その岩は目の前で止まり、旅人は命を取り留めたことから、この岩を囲み聖母に捧げた聖堂が建てられた。現在見られる聖堂は、1930年代に建築されたものである。ベネディクト16世は、在位中の2010年にもこの聖堂を訪問している。

巡礼の後、ベネディクト16世は、フラスカーティの司教館で夕食をとられた。この訪問は、同教区のマルティネッリ司教の招きによるものという。

ベネディクト16世は、同日夜、お住まいのバチカンのマーテル・エクレジエ修道院に戻られた。

ベネディクト16世の「岩の聖母聖堂」への巡礼に付き添った、フラスカーティ教区司教代理モンシニョール・トレッリは、バチカン・ニュースのインタビューで、前教皇の印象を「非常に優しく、明晰で、大きな信仰の人」であり、「内的な平和」を伝えることのできる人、と述べた。

トレッリ師によれば、ベネディクト16世は、巡礼聖堂に入る際に車椅子を使用されたが、聖母画が描かれた岩の前に来ると、その前にひざまずくことを望まれ、周りの人々と共に、聖母への祈りを力強く唱えられたという。

トレッリ師は、ベネディクト16世の訪問は「大きな平安と信頼」を残し、「神の現存を常に生きる聖性の人、体力的な制約を超え、その眼差しや微笑、飾り気のない人となりを通して、神の存在を伝える人、という印象を会う者に感じさせた」と語った。

26 7月 2019, 15:27