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教皇聖霊降臨ミサ 教皇聖霊降臨ミサ 

教皇: 聖霊降臨大祝日ミサ「聖霊は今日でも、なお教会に世界に希望の光を注ぎ続ける」

6月9日、聖霊降臨大祝日にあたり、教皇フランシスコはバチカンの聖ペトロ広場で聖霊降臨を記念する荘厳ミサを捧げられた。

真夏のような強い日差しの下、教皇フランシスコが捧げるこの荘厳ミサには、世界各国から大勢の信徒や巡礼者たちが参列した。ミサに続き、聖母マリアへの祈り「レジーナ・チェリ」が唱えられた。

教皇はミサ中の説教で、聖書が伝える聖霊降臨のエピソードを解説。恐れと不安の中にあったキリストの弟子たちが、聖霊の降臨により、どれほど力づけられ、その後、どんなに強く確信に満ちた福音宣教者に変身していったかを説明しつつ、聖霊の限りない力を強調された。

キリストは、今日のキリスト者たちにも、この同じ聖霊を送り続けることを約束され、分裂と不安に取り乱される現代人にも、聖霊は絶えず一致の精神と真理の光を注ぎ続ける、と教皇は話された。

また、聖霊は、分裂あるところに一致を、冷ややかなところにぬくもりを、闇には光をもたらし、2千年前に聖霊降臨に際して使徒たちに実現したように、今日のわたしたちの中にも、キリストご自身をよみがえらせ、キリストご自身のように生きる力をもたらしてくださる、と語られた。

教皇は引き続き、次のような祈りをもって締めくくられた。

「神の調和そのものである聖霊よ、あなたは恐れを信頼に変え、閉じこもりを奉仕に変えられます。どうか、わたしたちのところにも来てください。わたしたちにキリストの復活の喜びを、心の永遠の若さをお与えください」。

 

09 6月 2019, 16:58