教皇、ブルガリア正教会ネオフィト総主教との出会い
教皇フランシスコは、訪問先のソフィアで、ブルガリア正教会ネオフィト総主教および聖シノドのメンバーとお会いになった。
教皇フランシスコは、5月5日、ブルガリアの首都ソフィアを訪問、ブルガリア正教会の聖シノド館で、ネオフィト総主教および聖シノドのメンバーとお会いになった。
この会見で、「キリストは復活されました」とスラブ語で挨拶をおくられた教皇は、前世紀のブルガリアで、キリストの名において迫害と苦しみを受けながらも信仰を守り、「復活の証し人」となったすべてのキリスト者たちの「血によるエキュメニズム」に言及された。
教皇は、ブルガリアをローマ教皇として初めて訪問し、マクシム総主教との出会いを持った聖ヨハネ・パウロ2世、そして、教皇使節としてブルガリアで長く過ごし、同国の人々を深く愛した聖ヨハネ23世を思い起こしつつ、ご自分もまた同じ御父のもとに一致する「兄弟への郷愁」をもって、今皆さんと出会っている、と話された。
教皇は、特に貧しい人々、見捨てられた人々への奉仕、すなわち「貧しい人々と共にあるエキュメニズム」を通し、主を共に証しするよう、わたしたちは招かれている、と語られた。
また、教皇は、聖チリロ・聖メトジオを模範に、共に福音を告げる必要を強調。過去の痛ましい分裂を超えて、未来の交わりを見据え、「宣教のエキュメニズム」の道をあゆみ、兄弟として成長していきたい、と呼びかけられた。
05 5月 2019, 18:30