Cerca

Vatican News

UAE訪問:教皇「紛争の闇の中で宗教が兄弟愛の歩哨となるように」

教皇フランシスコは、訪問先のアラブ首長国連邦で、諸宗教の集いに出席された。

教皇フランシスコは、アラブ首長国連邦滞在2日目の2月4日、首都アブダビで諸宗教の集いに出席された。

ムスリム長老会議が中心となり推進したこの集いには、様々な宗教の指導者たち、およそ700人が参加した。

夕刻、アブダビ市内の建国者記念碑前に設けられた会場に、教皇は、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ皇太子と、アル=アズハルのグランド・イマーム、アフマド・アル・タイーブ師に伴われて入場された。


教皇はスピーチで、異なる民族・文化の架け橋となる、諸宗教間の対話の価値を強調。

アラブ首長国連邦の宗教の自由を保証するための努力を評価され、こうした取り組みが、暴力やテロリズムなど、宗教の悪用とそのリスクに対する注意にもつながると指摘された。

教皇は、神の名のもとに行われるあらゆる形の暴力を断固として非難しつつ、「兄弟愛を宣言しながら、反対の行動をとることはできない」、「兄弟的共存の基礎は、教育と正義である」と話された。

「戦争は悲惨しか生まず、武力は死しか生まない」と述べた教皇は、長い紛争に苦しむイエメンや、シリア、イラク、リビアに平和を強くアピールすると共に、暴力の拡大を前に諦めることなく、皆で一致した信頼あるメッセージを発することが大切と述べられた。

教皇は、宗教とは社会の最も弱い人たちの声であり、貧しい人たちの側に立つべきもの、と話し、宗教が紛争の闇の中で「兄弟愛の歩哨」となることができるようにと願われた。

集いの終わりには、「世界平和のための人類の兄弟愛」をめぐる共同文書に署名が行われた。

04 2月 2019, 19:13