教皇、人身取引の被害者たちのために祈る
教皇フランシスコは、人身取引の被害者たちのために祈られた。
教皇フランシスコは、2月10日、バチカンで行われた日曜正午の集いで、先日記念された「人身取引反対の日」に触れられた。
典礼暦で聖ジュゼッピーナ・バキータを記念する2月8日は、カトリック教会の「人身取引反対の日」でもある。この記念日は、人身取引に反対し、そのための祈りと考察を行うことを目的に、2015年、教皇フランシスコによって創設された。
教皇は今年のテーマ「皆で人身取引に立ち向かう」を紹介されると共に、各国政府にこの問題に対する取り組みと、被害者の保護をアピールされた。
子どもの時にさらわれ、奴隷商人に売られ、20歳まで苦難に満ちた奴隷生活をおくった、カノッサ会修道女、聖ジュゼッピーナ・バキータ(1869-1947)を思い起こされた教皇は、
人身取引の被害者の解放と癒しのため、またわたしたちが兄弟たちの苦しみに目を開くことができるよう、同聖女の取り次ぎをもって神に祈られた。
10 2月 2019, 16:17