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WYDパナマ大会:若者たちとの昼食会で食前の祈りを唱える教皇フランシスコ 2019年1月26日 WYDパナマ大会:若者たちとの昼食会で食前の祈りを唱える教皇フランシスコ 2019年1月26日 

WYDパナマ大会:教皇と若者たちの昼食会

教皇フランシスコは、「ワールドユースデー(WYD)大会」の参加者代表と昼食を共にされた。

教皇フランシスコは、パナマ滞在4日目、1月26日、「世界青年の日(ワールドユースデー、WYD)大会」の代表の青年たちと昼食を共にされた。

ワールドユースデー大会において、教皇と若者たちとの昼食会は、恒例の行事となっている。

サン・ホセ大神学校の一室で、教皇とテーブルを囲んだのは、5大陸から男女一人ずつ、計10人。

バチカンのアレッサンドロ・ジソッティ暫定広報局長によれば、この集いは、一般家庭の昼食のように、打ち解けた雰囲気のもとに行われ、同席の若者たちは、様々な問題や人生で大切なことについて、教皇と対話することができたという。

若者からの質問の中では、米国における聖職者らによる未成年者虐待問題への不安も表されたが、教皇は被害者に対する支援と祈りの重要さ、被害者に寄り添い、耳を傾けながら歩む司牧的教会を強調された。

カトリック教会と他の宗教との関係はどうあるべきかを問う質問には、教皇は共通善のため、よりよい世界のために共に働くことの大切さを示された。

また、パレスチナ出身者から、キリスト者の流出を懸念する質問がなされた。教皇は、パレスチナはイエスの生まれた地であり、キリスト者は常にパレスチナに源を持ち続けることで、同地のキリスト者の存在を守るために一致することができるだろうと話された。

さらに、より良い社会・政治・環境のために若者に何ができるか、というパナマ出身者の問いに対し、教皇は、未来とは若い人たち自身であり、社会を変革していくのは皆さんである、と述べた。根のないところに木は育たないとも話し、先住民族のアイデンティティーと文化を守るように励まされた。

27 1月 2019, 14:24