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アルジェリアの殉教者たち アルジェリアの殉教者たち 

アルジェリアの殉教者ら列福:教皇「キリスト教徒への迫害は過去のものではない」

アルジェリアにおける19人の殉教者らの列福に先立ち、教皇フランシスコは、列聖省長官に書簡をおくられた。

カトリック教会の典礼暦で「無原罪の聖マリア」を祝う12月8日、アルジェリアのオランにあるノートル・ダム・ド・サンタ・クルス巡礼聖堂で、同国における19人の殉教者たちの列福式がとり行われる。

この19人の殉教者は、アルジェリアにイスラム原理主義者らによるテロリズムと、政府軍対反政府軍との内戦の嵐が吹き荒れた1990年代、同国の人々と共に留まり、対話と平和的共存のしるしとなるために、兄弟愛に基づく生き方を最後まで貫いた、以下の人々(男子修道者13人、うち1人は司教、女子修道者6人)である。

・アンリ・ヴァージェス修道士(マリスト教育修道士会)とポール・エレーヌ・サン・レイモン修道女(被昇天の小さき姉妹会)(1994.5.5殉教)

・カリダ・アルバレス・マルティン修道女とエステル・パニアグア修道女(スペインのアゴスチノ宣教修道女会)(1994.10.23殉教)

・ジャン・シェヴィラール神父、アラン・ディウランゲール神父、クリスチャン・ケッセウ神父、シャルル・デッカーズ神父(アフリカ宣教会)(1994.12.27殉教)

・ビビアン・ルクレ修道女とアンジェル・マリ・リトルジョン修道女(使徒の聖母修道女会)(1995.9.3殉教)

・オデット・プレヴォス修道女(聖心の小さき姉妹会)(1995.11.10殉教)

・ポール・ファーヴル・ミヴィーユ修道士、リュック・ドーシエ修道士、クリストフ・ルブルトン神父、ミシェル・フルーリー修道士、ブリュノ・ルマルシャン神父、セレスタン・ランギール神父、クリスチャン・ド・シェルジェ神父(厳律シトー会)(1996.2.26拉致、1996.5.25 遺体発見)

・ピエール・クラヴェリ司教(オラン司教・ドミニコ会)(1996.8.1殉教)

教皇フランシスコは、これらの殉教者の列福式をとり行う教皇特使として、列聖省長官アンジェロ・ベッチュ枢機卿を派遣された。

教皇はベッチュ枢機卿への書簡で、神の御子イエスご自身が迫害され、いっさいの罪がないにも関わらず、十字架上で残酷な死を遂げられたと述べ、「『僕は主にまさりはしない』とわたしが言った言葉を思い出しなさい。人々がわたしを迫害したのであれば、あなたがたをも迫害するだろう」(ヨハネ15,20)というイエスの言葉を示された。

 

教皇は「迫害は過去の現実ではない。なぜなら今日も、現代の殉教者のように、わたしたちは、残忍な方法、あるいは誹謗や偽りによるより巧妙な方法によって、苦しめられている」と記された。

 

この列福式に当たり、教皇は他の宗教の人々やすべての善意の人々への兄弟的な挨拶を、ベッチゥ枢機卿に託された。

07 12月 2018, 18:42