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教皇フランシスコ、リトアニア・ヴィリニュスの「占領と自由のための闘争の博物館」で 2018年9月23日 教皇フランシスコ、リトアニア・ヴィリニュスの「占領と自由のための闘争の博物館」で 2018年9月23日  (Vatican Media)

教皇、リトアニアの占領時代の犠牲者のために祈る

教皇フランシスコは、9月23日、リトアニアのヴィリニュスで、ユダヤ人虐殺犠牲者をはじめ、占領時代の迫害の犠牲者らのために祈られた。

教皇フランシスコは、9月23日、リトアニアのヴィリニュスで、ユダヤ人虐殺犠牲者をはじめ、占領時代の迫害の犠牲者らのために祈られた。

バルト3国訪問で、リトアニアを訪れている教皇フランシスコは、同国訪問2日目、カウナスの公園でミサを司式、カテドラルで教会関係者との出会いを持たれた。

同日午後、カウナスから首都ヴィリニュスに戻られた教皇は、市内の「占領と自由のための闘争の博物館」を訪れた。

その途上、教皇は、かつてヴィリニュスのゲットーがあった地区に向かわれた。

ヴィリニュスには歴史的に多くのユダヤ人が住み、重要な共同体を築いていた。

第二次大戦前までは、同市にはおよそ6万人のユダヤ人がいた。

1940年からソ連軍の占領下にあったヴィリニュスが、翌1941年ドイツ軍に占領されると、ただちに市内にゲットーが作られ、ユダヤ人たちが収容された。

ヴィリニュスのゲットーは大・小、2つあり、ナチスが作ったゲットーの中で最も大きいものの一つであった。小ゲットーに収容された人々は、全員がポナリで銃殺された。大ゲットーに残った収容者も、銃殺、または強制労働収容所へ移送され、数万人いた収容者の中で生き残った人々は2千人から3千人のみであった。

ヴィリニュス市内の一角にある、ユダヤ人虐殺犠牲者追悼碑を

訪れた教皇は、迫害の生存者らとお会いになった。教皇は碑に献花し、沈黙の祈りを捧げられた。

次いで、教皇は「占領と自由のための闘争の博物館」(KGB博物館)を訪問された。

この博物館がある建物は、かつてヴィリニュスにおけるソ連国家保安委員会(KGB)の本部であり、それ以前の数年は、ナチス・ドイツの秘密警察本部として使われていた。

博物館には、ナチス・ドイツとソ連による占領下の迫害と悲劇、自由を目指した人々の抵抗運動の記録が見られる。内部には地下牢や独房、拷問室や処刑場などが、当時そのままに保存されている。

教皇は、博物館内の幅の狭い独房に入られた。そのうちの一つには、福者テオフィロマトゥリオニス大司教ら、信仰のために迫害を受けたカトリック司教らの写真や資料が展示されている。

教皇は、独房の司教らの写真を前にろうそくを灯し、また、人々が殺害された場所で祈られた。

そして、建物の外にある、ソ連占領下の迫害で亡くなった犠牲者らの追悼モニュメントの前で、教皇は再び深い祈りを捧げられた。

23 9月 2018, 17:02