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バチカン、サンタ・マルタ館での、教皇フランシスコ司式のミサ 2018年9月4日 バチカン、サンタ・マルタ館での、教皇フランシスコ司式のミサ 2018年9月4日  (� Vatican Media)

教皇「霊的闘いに勝つために、日々、良心の糾明を」

教皇フランシスコのサンタ・マルタ館の朝ミサから ...... 2018年9月4日

9月4日、教皇フランシスコは、朝のミサで、日々、自分の良心を問うことで、心の誘惑にうち勝たなければならないと話された。

この日の説教で、教皇は、使徒聖パウロの「コリントの信徒への手紙 一」(2,10b-16)を取り上げた。

この箇所で聖パウロは、「わたしたちは、世の霊ではなく、神からの霊を受けました。それでわたしたちは、神から恵みとして与えられたものを知るようになったのです」(同2,12)と語っている。

教皇は、聖パウロはここで、コリントの信徒たちに、キリストの思いを知るための道として、神からの霊に自分を委ねるようにと教えている、と話された。

ただし、人間の心には、戦場のように、2つの異なる霊が争っていると教皇は述べ、それはわたしたちを良き行いと、慈愛、兄弟愛へと導く神の霊と、わたしたちを虚栄やうぬぼれに押しやる世の霊の戦いであると説明。

キリスト教的生活の中で、わたしたちは心から世の霊を追い出し、神の霊に場を譲るよう、戦う必要があると述べられた。

そのためにも、わたしたちは日々、良心の糾明を行い、心の中で神の思いとは反対に働く力を見分け、誘惑にうち勝たなければならないと教皇は強調。

神からの霊という大きな恵みをいただく一方で、弱く、罪深い存在であるわたしたちは、世の霊の誘惑にもさらされているが、この霊的闘いにおいてイエスのように勝利しなくてはならないと、信者らを励まされた。

04 9月 2018, 16:26
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