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ロベルト・マルジェシーニ神父 ロベルト・マルジェシーニ神父  (ANSA)

教皇、コモ教区のロベルト・マルジェシーニ神父を悼む

貧しい人々に奉仕しする中、一人の被支援者によって殺害された、イタリア・コモ教区のロベルト・マルジェシーニ神父を、教皇は一般謁見の席で祈りと共に思い起こされた。

教皇フランシスコは、9月16日、一般謁見の席で、前日イタリア北部コモで殺害されたロベルト・マルジェシーニ神父(51)を「慈愛の証し人」として思い起こし、冥福を祈られた。

マルジェシーニ神父は、9月15日、コモ市内の聖ロッコ教会で、人々に配布する朝食を準備する中、一人の精神障害を持つ路上生活者によって殺害された。同神父は、コモ教区の福者スカラブリーニ司牧共同体で、貧しい人々の支援の第一線に立っていた。

教皇は一般謁見の中で、貧しい人々に尽くしたマルジェシーニ神父を悼み、次のように参加者らを祈りに招かれた。

「この場で、コモ教区のロベルト・マルジェシーニ神父を思い起こしたいと思います。マルジェシーニ神父は、昨朝、彼自身が支援していた、精神障害を持つ一人の貧しい人によって殺害されました。

マルジェシーニ神父のご遺族と、コモの教会共同体の悲しみと祈りに心を合わせたいと思います。コモ司教の言葉にあるように、マルジェシーニ神父の殉教、最も貧しい人々への慈愛の証しのために、神に賛美を捧げます。

ロベルト・マルジェシーニ神父のため、そして、貧しく疎外された人々のために働くすべての司祭、修道者、信徒のために、沈黙の祈りを捧げましょう」

ロベルト・マルジェシーニ神父は、1969年、イタリア北部ロンバルディア州ソンドリオ県に生まれた。銀行員として3年間働く中で、神学校に入りたいとの思いを育んだ。1998年、司祭叙階。コモ教区の2つの小教区で助任司祭を務めた後、2008年より、福者スカラブリーニ司牧共同体(2小教区の合併による共同体)の協力司祭として、司牧にあたっていた。

マルジェシーニ神父は、ドン・ロベルト(ロベルト神父)と呼ばれ、貧しい人や移民たちから、父のように親しまれていた。ロベルト神父の死は、共同体を深い悲しみで包んだ。

コモ教区のオスカル・カントーニ司教は、ロベルト神父は会うたびに自身の活動を報告しつつ、その中に素晴らしい現実を見出していた、と語り、同神父が喜びをもって行っていた貧しい人々への奉仕は、「召命の中の召命」だった、と振り返った。

17 9月 2020, 11:15