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バチカンで行われている「アマゾン周辺地域のための特別シノドス」 2019年10月12日 バチカンで行われている「アマゾン周辺地域のための特別シノドス」 2019年10月12日 

アマゾン特別シノドス:第7・8回全体会議

「アマゾン周辺地域のための特別シノドス」は、言語別グループ会議を経て、再び全体会議に戻った。

「アマゾン周辺地域のための特別シノドス」は、10日(木)、11日(金)の言語別グループ会議の後、10月12日(土)、再び全体会議に戻った。

ブラジルの保護者、アパレシーダの聖母を祝ったこの日、会議場には聖母を称える歌声が響いた。参加者らはシノドスの作業を聖母の保護に託して祈った。

12日午前に行われた第7回全体会議の発表・討議では、アマゾンの人々の持続可能な発展を助ける統合的な教育がテーマの一つとして挙がった。そこでは、情報へのアクセスの平等、切り捨ての文化ではない、出会いの文化の促進、エコロジーや、良き共存の視点を持った教育の必要が注目された。

また、エコロジーと労働の関係もテーマとなった。人や自然を搾取する労働モデルからの脱却がアピールされたほか、アマゾンの若者たちの失業問題にも触れ、地域においても、都会においても隷属的環境に置かれる若者たち、さらには児童労働の悲劇についても報告があった。

同日午後の第8回全体会議では、再び、既婚男子の司祭叙階の問題をめぐり多くの発言が行われた。

この中で、召命不足はアマゾンだけの問題ではない、なぜこの地域だけに特定してこの問題を取り上げるのか、という指摘があった。そして、司祭の召命問題に特化したシノドスの開催の必要が提言された。

さらに、多くのキリスト者が語るように、司祭たちがアマゾンの先住民に受け入れられたのは、まさに彼らの独身性のためであった、という証言も行われた。

また、享楽的で世俗的な文化の圧力のもと、世間は宗教を理由とした独身性を最後に崩すべき砦のように見なしている、という発言もあり、司祭の独身性の価値を注意深く見つめる必要がある、と強調された。

一方で、アマゾン地域にとって、司祭叙階をめぐる新しいあり方を考察することは不可避であり、期待されること、との意見もあった。

他の教区や地域からの司祭の派遣の強化はもとより、賢明で信仰の篤い既婚男性を司祭に叙階することで、訪問司祭しかいなかった地域に、常駐の司祭を持つ道が開ける、との考えが述べられた。

14 10月 2019, 18:43