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 聖パウロの墓前で諸キリスト教教会指導者らと祈る教皇フランシスコ 2019年1月18日 ローマ・聖パウロ大聖堂 聖パウロの墓前で諸キリスト教教会指導者らと祈る教皇フランシスコ 2019年1月18日 ローマ・聖パウロ大聖堂  (Vatican Media)

キリスト教一致祈祷週間:聖パウロ大聖堂でエキュメニカルな夕べの祈り

「キリスト教一致祈祷週間」の初日、教皇フランシスコは、ローマの城壁外の聖パウロ大聖堂で、エキュメニカルな夕べの祈りをとり行われた。

1月18日(金)、「ただ正しいことのみを追求しなさい」(申命記16・18-20)をテーマに、今年の「キリスト教一致祈祷週間」が始まった。

「すべての人を一つにしてください」(ヨハネ17, 21)というイエスの祈りに従い、すべてのキリスト者の一致を祈る同週間は、キリスト教諸教会の参加のもと毎年1月18日から25日まで行われる。

同週間初日の夕方、教皇フランシスコは、ローマの城壁外の聖パウロ大聖堂(サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ)で、エキュメニカルな夕べの祈りをとり行われた。

この祈りには、ローマのキリスト教諸集会の代表らをはじめ、フィンランドのエキュメニカル使節、またローマを訪問中のスイス・ボセーの「エキュメニカル研究所」の研究生らが集い、一致の賜物を共に神に祈り求めた。

教皇は説教で、インドネシアの教会が選んだ今年のテーマ、「ただ正しいことのみを追求しなさい」には、競争論理にかき立てられた経済成長が、ごくわずかの人を大いに富ませる一方で、多くの人たちを貧困の中に置き去りにしていることへの憂慮や、様々な民族・宗教の人が互いに責任を分かち合って生きる、調和ある社会が脅かされていることへの危機感が反映されている、と述べられた。

社会が連帯や共通善といった基本原則を持たなくなった時、わたしたちは極端な貧富の差というスキャンダルを目にすることになると話した教皇は、連帯と共同責任は「キリスト者家族」を支える掟でなくてはならないと強調された。

同時に教皇は、キリスト者もまた、富を蓄え、貧しい人々の存在を忘れたり、神から与えられた恵みを自分の所有物であるかのように思い込み、他のキリスト者に与えられた恵みを認めることができない危険があることを指摘された。

キリスト者の一致という「約束の地」への最初の一歩をしるすためには、神から受けた祝福は権利ではなく、賜物であるということを知る謙虚さを持つと同時に、他のキリスト教共同体に与えられた恵みの価値を認めることが必要、と教皇は述べた。

教皇は、互いの恵みの交換によって新たにされ、豊かにされたキリストの民たちは、一致に向かう道を確かな足取りで歩むことができる民となるだろう、と説かれた。

18 1月 2019, 18:35