教皇、先住民族の若者の集いにメッセージ、WYDパナマ大会を前に
教皇フランシスコは、パナマで開かれた先住民族の若者の集いにメッセージをおくられた。
パナマで行われる世界青年の日(ワールドユースデー、WYD)大会を前に、先住民族の若者たちによる準備集会が行われた。
この集いは、パマナ西部ノベ・ブクレ自治県ソロイで1月17日から21日まで開催されている。ノベ・ブクレは、同国の「コマルカ」と呼ばれる先住民族の特別行政区の一つ。
ラテンアメリカ司教評議会の支援の下、パナマ司教協議会・先住民族司牧担当司教らによって企画されたこの集会は、1月22日から27日まで行われるワールドユースデー・パナマ大会の準備イベントとして行われた。
各地から訪れた様々な先住民族の若者たちは、ソロイの自然公園で数日間の集いに参加した後、パナマ市内のワールドユースデー大会の会場に移動する。
参加者に宛てたビデオメッセージの中で、教皇は、今回、先住民族のための初めてのワールドユースデー準備集会が行われたことを喜ばれた。
教皇は、この集いを、自らの民族の歴史を感謝のうちに振り返り、自分たちをとりまく様々な挑戦に勇気をもって立ち向かい、より良い世界を築くために希望に満ちて前進するための招きとして受け取るよう励まされた。
青年たちに自分たちの文化・ルーツを守ることの大切さを教皇は説くと共に、さらに未来に向けて、そのルーツを育て、花開かせ、実らせることを今日の課題として示された。
18 1月 2019, 16:33