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バチカンで開催中のシノドス 2018年10月11日の全体会議 バチカンで開催中のシノドス 2018年10月11日の全体会議  (Vatican Media)

シノドス:「若者たちそれぞれの聖性への召命を育てる」

「若者」をテーマにしたシノドスは、「信仰と召命の識別」をめぐり討議が続いている。

バチカンで開催中の「若者、信仰そして召命の識別」をテーマとするシノドスは、10月11日午前、第9回目の全体会議を行った。

同会議では「討議要綱」第2部「判断する:信仰と召命の識別」の考察が続けられた。

この中では、多くの若者たちが夢や才能を持ちながらも、不法移民や人身売買を推進する者たちの犠牲となっている現実に対し、教会は明確な教えをもって、こうした現象をもたらす者たちを退け、若者たちが移民する必要なく、それぞれの母国でその発展に寄与できるよう、先進国に教育・技術援助を呼びかけて欲しいとの意見の提起があった。

シノドスでは、心の重荷からの解放と、恵みの再発見をもたらす「赦しの秘跡」の大切さが挙げられると共に、若者たちに何が罪であるのかをはっきり教え、人生における神の存在を知らせる必要が説かれた。

若者たちは永遠に若者として留まるのではなく、将来、大人として教会の構築に寄与する立場であることを思い起こし、青少年たちが聖職者となるか、職業や家庭を持つかに関わらず、それぞれが人生の選択の中で聖性への召命を歩めるよう、司牧を見直し、強化するべきと指摘された。

また、若者たちの内的な自由を育てることで、彼らを大衆への迎合から守ることができるとし、若い人たちが、イエスの教えに従うことで、真理と共に、本当の自由を知ることができるようにと願われた。

さらに、一致して喜びあふれる、宣教心と福音への愛を再発見させるキリスト教共同体の必要が強調され、閉鎖的で偏見に満ちた環境は、若者たちの司牧に適さないと意見された。

この会議では、教会の未成年虐待問題をめぐり、若者たちは教会が被害者らを中心に据え、司教らが厳格な司法判断を受けることを望んでいるとの声があった。

世俗化という問題に対し、教会はこの現実を勇気をもって見つめ、むしろキリスト者の信仰を習慣的なものでなく、自ら選び取ったものとして自覚させるチャンスとしてとらえるべきとの励ましがあった。

12 10月 2018, 15:52