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写真中央:福者ジャン・バティスト・フーケ神父(1851-1926) 写真中央:福者ジャン・バティスト・フーケ神父(1851-1926) 

ジャン・バティスト・フーケ神父、福者に

マルセイユで、ジャン・バティスト・フーケ神父の列福式が行われた。

フランスのマルセイユで、9月30日、ジャン・バティスト・フーケ神父(1851-1926)の列福式が行われた。

「マルセイユの聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ」と呼ばれるフーケ神父は、1851年にマルセイユに生まれ、1876年に司祭に叙階された。

フーケ神父は、教区司祭としての50年を副主任司祭として過ごし、そのうちの35年間、同じ小教区で働いた。

その間、フーケ神父は、祈りや秘跡、隣人への奉仕を通し、日々、神との一致を生き、その生涯を神と隣人への愛のためにくまなく捧げた。

同神父は、身寄りのない子どもたちの世話をし、若者たちに教育の機会を与えたほか、病者のために病院を設立、お年寄りのための家を開設するなど、マルセイユの教会と社会に大きなしるしを残しつつ、神の愛と福音を証しした。

フーケ神父の列福ミサは、教皇特使・教皇庁列聖省長官ジョヴァンニ・アンジェロ・ベッチウ枢機卿によって司式された。

教皇フランシスコは、同日バチカンで行われた正午の祈りの集いで、フーケ神父の列福に言及。

19世紀から20世紀にかけて、長きにわたり副主任司祭を務めながら、数多くの支援・社会事業を推進し、若者やお年寄り、貧しい人や病者のために尽くした、フーケ神父の生涯を紹介された。

教皇は、慈愛の使徒、福者フーケ神父の模範と取り次ぎが、最も弱く恵まれない人々に対する、わたしたちの受容と分かち合いの努力を励ますようにと祈られた。

30 9月 2018, 21:30