教皇フランシスコ 2021年5月23日(日)の正午の祈り 教皇フランシスコ 2021年5月23日(日)の正午の祈り 

扶助者聖母祝日:教皇、中国の信者たちのために祈りを呼びかける

教皇フランシスコは、「キリスト信者の助けなる聖母」の祝日を迎える中国の信者たちのために祈るよう、全教会を招かれた。

 教皇フランシスコは、「聖霊降臨の主日」、5月23日、正午の祈りをバチカンの広場の信者と共に唱えられた。

 この集いで教皇は、翌日5月24日「キリスト信者の助けなる聖母(扶助者聖母)」を祝う中国のカトリック信者たちに熱心な祈りをもって寄り添うよう、全教会に呼びかけられた。

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 明日、5月24日、中国のカトリック信者たちは、彼らの偉大な国の天の保護者、「キリスト信者の助けなる聖母」の祝日を記念します。

 主の母、教会の母であるマリアは、とりわけ上海の佘山(シェシャン)の巡礼聖堂において崇敬をあつめ、キリスト教の信者の家族たちが日々の試練や望みの中で絶えず祈りを捧げています。

 キリスト者の家族や共同体が愛と信仰においてますます一致することは、なんと良いことであり、また必要なことでしょう。

  こうして、両親と子どもたち、祖父母と孫たち、司牧者と信者たちは、あの聖霊降臨の日、聖霊を待ちながら、聖母と一緒に心を一つにして祈っていた最初の弟子たちの模範に従うことができるでしょう。

 このようなことから、わたしたちの親愛なる兄弟姉妹であり、わたしの心の奥深くを占めている中国のキリスト教徒たちに、熱心な祈りをもって寄り添ってくださるよう、皆さんにお願いしたいと思います。

 中国の信者たちが、福音を告げる者、善と慈愛の証し人、彼らの祖国における正義と平和の構築者となれるよう、この世における教会のミッションの主役である聖霊が、彼らを導き、助けてくださいますように。

23 5月 2021, 18:27

レジーナ・チェリの祈りとは?

レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)は、4つの聖母の交唱(アンティフォナ)のうちの一つです。(この他の聖母のための交唱には、アルマ・レデンプトリス・マーテル、アヴェ・レジーナ・チェロールム、そして、サルヴェ・レジーナがあります。)

教皇ベネディクト14世は、1742年、これを復活節の間、すなわち復活の主日から聖霊降臨までの期間、お告げの祈り(アンジェルスの祈り)の代わりに、死に対する勝利のしるしとして起立して唱えるようにと定めました。

お告げの祈りと同様に、早朝、正午、夕方と、一日3回唱え、その一日を神とマリアに捧げます。

この古いアンティフォナは、伝承によれば、4世紀、または10世紀にさかのぼります。その普及については、13世紀半ばから記録され、フランシスコ会の聖務日課に挿入されたことが知られています。これは、4つの短い詩句からなり、それぞれがアレルヤで終わります。これは、信者が天の元后マリアに向けて、キリストの復活を共に喜ぶ祈りです。

教皇フランシスコは、2015年4月6日、復活祭翌日のレジーナ・チェリの祈りにおいて、この祈りを唱える際の心掛けについて語っています。

「わたしたちはマリアに向かって、お喜びくださいと言います。なぜなら聖母に宿られた方は、おことばどおりに復活されたからです。そして、わたしたちは、聖母の取り次ぎを願うのです。実際、わたしたちの喜びは、聖母の喜びを反映するものです。マリアは御子イエスの死と復活の出来事の静かな証し人です。
母の喜びを自分のものとする、子らの喜びをもって、この祈りを唱えましょう。」

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