教皇「帰国できない船員・漁業従事者たちに配慮を」
教皇フランシスコは、パンデミックの影響で上陸できない船員・漁業従事者らのために祈られた。
フランシスコは、12月20日(日)正午の祈りをバチカンの広場の巡礼者たちと共に唱えられた。
この集いで教皇は、パンデミックの影響で
祖国に戻れない船員・漁業従事者の存在に言及。
海上で働く人々の多く、世界で40万人ほどが、本来の乗船期間を過ぎても、未だ船上に留められたまま、上陸・帰国できないでいる、その困難な状況を思われた。
教皇は、試練に置かれたこれらすべての人々に、海の星、聖母マリアの慰めがあるように祈られた。
また、教皇は、船員・漁業従事者たちが家族のもとに帰ることができるよう、各国の政府にできる限りの取り組みを願われた。
教皇はこれまでも、新型コロナウイルスによる
パンデミックが船員・漁業従事者に与える影響を憂慮され、これらの人々のために祈り、この問題への関心と配慮をたびたび呼びかけてきた。
20 12月 2020, 16:30