襲撃されたナイジェリア・オンド州オウォの聖フランシスコ・ザビエル教会 2022年6月6日 襲撃されたナイジェリア・オンド州オウォの聖フランシスコ・ザビエル教会 2022年6月6日 

ナイジェリアの教会襲撃の犠牲者に教皇の祈り

教皇フランシスコは、ナイジェリアの教会への襲撃事件の犠牲者のために祈られた。

 ナイジェリアの南西部オンド州オウォのカトリック教会、聖フランシスコ・ザビエル教会が、6月5日(日)、武装集団によって襲撃された。

 この日は聖霊降臨の祭日で、人々は教会でミサに参加していたところ、武装集団の銃撃を受けた。この事件で少なくとも28人が死亡、数十人が負傷した。この中には多くの子どもたちが含まれているという。

 事件発生当初、司祭を含む数人が拉致されたとの情報があったが、オンド教区はこれを否定。司祭たちは無事で、この試練の時、教会の信者たちと共にいる、と発表した。

 現在のところ、犯人らや犯行の動機は不明。オンド教区のジュード・アヨデジ・アログンダデ司教は、不安と動揺の中にある信者たちに、冷静を保ち、法を尊重し、共同体と国全体が正常に戻るよう祈ろう、と呼びかけた。

 教皇フランシスコは、バチカンの国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、アログンダデ司教に送った電報で、この恐ろしい事件に深い悲しみを表された。

 教皇は、この言語道断の暴力に襲われたすべての人々に精神的寄り添いを示すと共に、犠牲者たちの魂をいつくしみ深い神にゆだね、遺族に神の慰めと、負傷者の回復を祈り求めた。

 そして、教皇は、憎しみと暴力に取りつかれた人々が平和と正義の道を歩めるよう、その回心を祈った。

06 6月 2022, 20:58