ニコラス鄭鎮奭(チョン・ジンスク)枢機卿 ニコラス鄭鎮奭(チョン・ジンスク)枢機卿 

ソウル名誉大司教、鄭鎮奭枢機卿逝去、教皇の弔電

韓国のソウル名誉大司教、ニコラス鄭鎮奭(チョン・ジンスク)枢機卿が4月27日、89歳で逝去した。

 韓国のソウル名誉大司教、ニコラス鄭鎮奭(チョン・ジンスク)枢機卿が4月27日、逝去した。89歳だった。

 鄭枢機卿は、1931年、京城府(現在のソウル)に生まれた。1961年、司祭叙階。1970年6月、聖パウロ6世より清州(チョンジュ)教区司教に任命され、同年3月、司教叙階。1996年から1999年、韓国司教協議会会長。1998年、聖ヨハネ・パウロ2世によりソウル大司教区の大司教に任じられる(2012年、教区長を引退)。2006年、ベネディクト16世より、枢機卿に任命された。

 教皇フランシスコは、ソウル大司教の廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿に宛てた弔電で、亡くなった鄭枢機卿を悼み、同大司教区の聖職者・修道者・信者らにお悔やみを述べ、ご自身の祈りを約束された。

 鄭枢機卿の韓国の教会と教皇庁における長年の奉仕に感謝を表された教皇は、葬儀ミサ参加者らと心を合わせ、同枢機卿の冥福をよい牧者キリストのいつくしみ深い愛に託して祈られた。

29 4月 2021, 09:27