教皇フランシスコ、マドリッドで開催のテゼ共同体ヨーロッパ青年大会にメッセージ 教皇フランシスコ、マドリッドで開催のテゼ共同体ヨーロッパ青年大会にメッセージ 

教皇、テゼ共同体の若者たちのヨーロッパ大会にメッセージ

教皇フランシスコは、マドリッドで行われるテゼ共同体の若者たちの大会にメッセージをおくられた。

教皇フランシスコは、スペイン・マドリッドで行われるヨーロッパのテゼ共同体の若者たちの集いにメッセージを寄せられた。

同共同体は、ブラザー・ロジェ(ロジェ・シュッツ師)によって、1949年、フランス・ブルゴーニュ地方の村、テゼに創立された、キリスト者たちの宗派を超えたエキュメニカルな国際共同体。祈りと労働を中心とした共同生活を通して、キリスト者の和解、貧しい人々との連帯を目指している。

テゼには、世界中の若者たちが訪れることから、同共同体は若者たちとの出会いと司牧を大切にしている。特に、毎年、年末から年始にかけて、ヨーロッパの都市を会場に、青年大会を開催している。

第41回目を迎えた、今年のテゼ共同体のヨーロッパ青年大会は、マドリッドで12月28日から来年1月1日まで行われる。

教皇は、マドリッドに集う約1万5千人の参加者らに、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、メッセージをおくられた。

この中で教皇は、「真のキリスト者は、他者に対して、自分を開くことを恐れません」と述べ、出会いの文化を推進し、互いの違いを尊重しながら受け入れ合うよう、若者たちを励まされた。

そして、「寛大な受け入れの心をもって生き、他者の異なる点から学ぶことで自らを豊かにしながら、教会間、宗教間、民族間の架け橋となるために才能を用いることは可能です」と説かれた。

教皇は、「皆さんの才能と、エネルギー、力を、すべての人が大きな人類家族の一員と感じられるような、より良い世界の構築のために活かしてください」と、呼びかけられた。

27 12月 2018, 14:17