教皇、イスラエル大統領とお会いに
教皇フランシスコは、イスラエル大統領と会見された。
教皇フランシスコは、11月15日、バチカン宮殿でイスラエルのルーベン・リブリン大統領とお会いになった。
教皇とリブリン大統領の会談は、来年のバチカンとイスラエルの外交関係成立25周年を背景に、両国間、特に国家当局とカトリック教会間のポジティブな関係に言及。いくつかの共通の関心事項において、適切な合意への到達が期待された。
また、イスラエルとパレスチナの人々の正当な望みを尊重した合意到達のため、交渉再開に向け、より大きな信頼構築の必要性が強調された。
この席では、エルサレム問題が、ユダヤ教徒・キリスト教徒・イスラム教徒にとっての宗教的側面、人間的観点から話し合われ、平和の都市としてのアイデンティティーとその召命を守ることの重要性が指摘された。
最後に、中東地域の政治・社会情勢をめぐり、様々な紛争やその結果としての人道危機について意見が交換された。
こうした中、平和で安定した共存を保証するために、諸宗教対話の重要性が強調された。
教皇との会見に続き、リブリン大統領は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿、および外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教と会談を持った。
15 11月 2018, 17:52