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ブルキナファソの国内避難民キャンプで 2019年11月 ブルキナファソの国内避難民キャンプで 2019年11月  (WFP/Marwa Awad)

教皇庁「国内避難民保護にさらなる国際協力を」国連人権理事会で

国連人権理事会で、教皇庁のユルコヴィッチ大司教は、国内避難民の保護にさらなる国際社会の協力を呼びかけた。

ジュネーブで開催中の第44回国連人権理事会で、7月9日、オブザーバーとして発言した教皇庁代表イヴァン・ユルコヴィッチ大司教は、国内避難民の問題に対し、さらなる国際社会の協力を呼びかけた。

ユルコヴィッチ大司教はこの日、国内避難民の現状をテーマに発表。特に国内避難民の中でも最も弱い立場に置かれた障害者の保護の必要に言及した。

同大司教は、祖国から逃れざるを得なかった移民・難民と同様に、自国内に留まり避難民として生活する人々もまた、教皇フランシスコがしばしば訴える「グローバル化した無関心」の被害者である、と述べた。

そして、今日のパンデミック危機は、これらの人々の「目に見えない悲劇」をますます悪化させている、と語った。

移民・難民は、単純に数や統計で表されるだけの存在ではなく、それぞれが個人的背景や、苦しみ、希望を抱く人間である、と同大司教は強調。

これらの人々の中でも、特に障害者は情報や人道支援へのアクセスに大きな困難を抱えており、それが不平等を招き、保護を難しくしていると指摘した。

こうしたことから、同大司教は、国内避難民への支援において、障害者の必要を考慮し、これらの人々の安全を保障すると同時に、避難先の社会への適応を促進することが大切と述べた。

ユルコヴィッチ大司教は、すべての人が避難を迫られることなく、慣れ親しんだ土地に平和と安全のうちに留まることができるようにとの原則に基づく、政策やシステム構築のための各国のいっそうの努力と、人命を保護し、恒久的な解決策を見出すための、国際社会の誠実な協力を願った。

10 7月 2020, 15:19