来年2月開催の未成年者の保護めぐる司教会合、準備委員会を設置 写真:2018年10月バチカンで行われたシノドス 来年2月開催の未成年者の保護めぐる司教会合、準備委員会を設置 写真:2018年10月バチカンで行われたシノドス 

未成年者の保護めぐる司教会合、準備委員会を設置

来年2月、バチカンで開かれる「未成年者の保護」をテーマとする司教の会合を前に、準備委員会が設けられた。

2019年2月、バチカンで「教会における未成年者の保護」をテーマとする司教の会合が行われる。

この会合は、未成年者と弱い立場にある成人に対する虐待の防止について話し合うため、教皇フランシスコが、全世界の司教協議会の会長を招集するもので、2019年2月21日(木)から24日(日)まで、4日間の日程で開催される。

同会合に先立ち、教皇フランシスコは、準備委員会を設置、そのメンバーを指名された。

バチカン広報局の発表によれば、教皇に任命された準備委員会のメンバーは、米国・シカゴ大司教区・大司教のブレーズ・キュピック枢機卿、インド・ボンベイ大司教区・大司教で同国司教協議会会長のオズワルド・グラシアス枢機卿、マルタ大司教で教理省次官補のチャールス・シクルナ大司教、教皇庁立グレゴリアン大学・未成年保護センター会長で教皇庁未成年保護員会メンバーのハンス・ゾルナー神父(イエズス会)からなる。

その会議には、教皇をはじめ、東方典礼カトリック教会の長ら、国務省、教理省、東方教会省、司教省、福音宣教省、聖職者省、奉献・使徒的生活会省、信徒・家庭・いのちの部署ら、教皇庁組織の責任者、また、司教協議会の会長や、修道会総長連盟代表、修道女会総長国際連盟代表らが参加する。

また、司教の会合の準備作業には、信徒・家庭・いのちの部署から、信徒の部部長、いのちの部部長が加わるほか、聖職者からの虐待の被害者ら数人も参加する。

23 11月 2018, 15:52