7月の教皇の祈りの意向：識別する力を養う

　カトリック教会は、毎月、「教皇の祈りの意向」を示し、教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いている。

　毎月の祈りの意向と共に発表されるビデオは、「教皇による祈りの世界ネットワーク」によって配布されている。今月のビデオはブルックリン教区との協力のもとに制作された。

　ビデオの中で、教皇レオ14世は、2025年7月の祈りの意向「識別する力を養う」に沿って、まず基本となる祈りを、さらに続けてこの意向をさらに深めるために自ら書き下ろした未発表の祈りを、いずれもご自身の声で英語で唱えている。

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　教皇の2025年7月の祈りの意向と、その基本となる祈り、またその意向に沿って黙想を助けるための祈りは、次のとおり。

　7月の意向：「識別する力を養う」

　基本の祈り：「祈りましょう。人生の道を選択する上で、キリストや福音から私たちを遠ざけるものをいかに退けるか、つまり、どのように識別するかについて、改めて学ぶことができますように。」

　黙想のための祈り：

　聖霊よ、あなたは、わたしたちの知性の光、
　わたしたちの決断を導く、優しい息吹き、
　あなたの声に耳を傾ける恵みをください、
　わたしの心の隠れた道を識別するために、
　あなたにとって真に大切なことに気づき、
　苦悩から心を解放できるように。

　立ち止まることを学ぶ恵みをあなたに願います、
　自分の行動の仕方、
　わたしの中にある感情、
　頭を占めながらも、
　多くの場合、意識すらしていない考えを自覚するために。

　自分の選択が
　わたしを福音の喜びへと導くよう切に望みます。
　たとえ疑念や、疲労の時を経ることになっても、
　たとえ、闘い、反省し、模索し、再び始めることになっても…。

　なぜなら、歩みを終える時、
　正しい選択の実りとは、あなたのなぐさめだからです。
　わたしを動かすものをもっと深く知ることができますように。
　わたしをキリストから遠ざけるものを拒み、
　そして、いっそうキリストを愛し、キリストにお仕えするために。

　アーメン。