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カステルガンドルフォの町とアルバーノ湖 カステルガンドルフォの町とアルバーノ湖  (©Buesi - stock.adobe.com)

レオ14世、夏期にカステルガンドルフォへ

教皇レオ14世が、夏の一時期、カステルガンドルフォの教皇離宮へ移ることが発表された。

 教皇公邸管理部より、教皇レオ14世の2025年7月、8月の予定が発表された。

 それによれば、教皇レオ14世は、7月6日(日)午後より、ローマ近郊、カステルガンドルフォの教皇離宮へ移られる。

 7月13日(日)午前10時、教皇はカステルガンドルフォの教皇直属小教区のヴィラノヴァの聖トマ教会(サン・トンマーゾ・ダ・ヴィラノーヴァ教会)でミサを捧げられる。そして、同日正午、教皇離宮前の広場(ピアッツァ・デラ・リベルタ)でお告げの祈りの集いを行われる。

 7月20日(日)午前9時30分、教皇はアルバーノの司教座聖堂でミサを司式される。そして、同日正午には、カルテルガンドルフォの教皇離宮前の広場でお告げの祈りの集いを持たれる。

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 教皇は7月中、個人謁見は行われない。毎週水曜日の一般謁見は、7月2日、9日、16日、23日は行われず、30日より再開される。

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 8月15日(金)「聖母の被昇天」の祭日、午前10時、教皇はカステルガンドルフォのヴィラノヴァの聖トマ教会でミサを捧げられる。そして、同日正午、教皇離宮前の広場でお告げの祈りの集いを行われる。

 8月17日(日)正午、教皇はカステルガンドルフォの教皇離宮前の広場でお告げの祈りの集いを行い、午後にバチカンにお戻りになる。

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 カステルガンドルフォとローマ教皇との結びつきは古く、同地の教皇離宮はこれまで歴代の教皇たちを迎えてきた。

 近年の教皇たちとカステルガンドルフォの関係を振り返れば、聖ヨハネ・パウロ2世はカステルガンドルフォを「第二のバチカン」と呼び、同地に深く親しまれたほか、ベネディクト16世も夏期はこの地で執筆に専念し、退位の日とその後の一時期をここで過ごされたことは知られている。

 教皇フランシスコは、選出から間もない頃にカステルガンドルフォを訪問し、引退後同地に滞在していたベネディクト16世とお会いになっている。同教皇は、カステルガンドルフォの離宮と庭園を博物館として整備し、エコロジー的回心を説く回勅『ラウダート・シ』の精神を表現する空間「ボルゴ・ラウダート・シ」の創設プロジェクトを進める傍ら、ご自身は夏期をバチカンで過ごされていた。

 「教皇の町」であるカステルガンドルフォには、しばらく教皇の滞在がなかったために、先日5月29日のレオ14世の訪問以来、現地の人々の間では、教皇を再び同地に迎えることへの期待が高まっていた。

17 6月 2025, 18:52