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写真:教皇フランシスコの墓のプロジェクト 写真:教皇フランシスコの墓のプロジェクト 

教皇フランシスコの墓、母方曽祖父の地、伊リグーリアの石材で

教皇フランシスコの墓について、ローマの聖マリア大聖堂協働主席司祭、ロランダス・マクリクカス枢機卿が概要を明らかにした。

 故教皇フランシスコが4月26日の葬儀ミサ後に埋葬されるローマの聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)内の墓について、同大聖堂協働主席司祭ロランダス・マクリクカス枢機卿は、その概要を以下のように伝えた。

 教皇フランシスコの墓には、イタリアのリグーリア地方の石材が使用された。

 「FRANCISCUS」という名のみ記された墓石と、同教皇が胸に下げていた十字架のレプリカからなる。

 墓は、聖マリア大聖堂内の「パオリーナ礼拝堂(サルス・ポプリ・ロマーニの礼拝堂)」と「スフォルツァ礼拝堂」の間の、側廊のロクルス(墓として用いるため壁に設けた棚状の空間)に用意された。

 この墓は、「聖フランシスコの祭壇」の近くに位置する。

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 教皇フランシスコの墓に使用された石材は、イタリア北西部で建築等によく用いられるアルデシアで、同教皇の母方の曽祖父の故郷、リグーリア州ジェノヴァ県コゴルノからもたらされた。

 同教皇の母方の曽祖父ヴィンチェンツォ・ジロラモ・シヴォリ氏(1850-1882)は、コゴルノからブエノスアイレスへと旅立った。

 コゴルノの関係者は、教皇フランシスコが母方のルーツをも心にかけていたことに喜びを表した。

 リグーリア州のアルデシア管理組合の会長は、常に「庶民の石」であり続け、温かい手触りと深く柔らかな黒い色調を持ち、他のどの素材とも調和するアルデシアは、まさに同教皇に相応しい石であると述べた。

24 4月 2025, 22:34