教皇、奉献生活者たちと「主の奉献」祝日の前晩の祈り
教皇フランシスコは、奉献生活者たちの参加のもと、「主の奉献」の祝日の第一晩課をとり行われた。
カトリック教会の暦は、2月2 日(日)、「主の奉献」を祝うと共に「世界奉献生活の日」を記念する。
その前日1日(土)、教皇フランシスコは、ローマや世界各地から集った奉献生活者たちの参加のもと、「主の奉献」の祝日の第一晩課(前晩の祈り)をとり行われた。
晩課は、世の光であるキリストを讃える聖歌の調べと共に、修道会や在俗会を代表する人々が祭壇のまわりにろうそくの火を灯し、助祭たちが献香を行うことから始まった。
教皇は説教で、希望をテーマとするこの聖年中に、「主の奉献」と「世界奉献生活の日」が、光をシンボルとする典礼と共に祝われたことに意味を見出された。
そして、奉献生活者たちが今日の人々に「光をもたらす者」となるために、自分たちが立てた誓願とその生活を通して、「清貧の光」「貞潔の光」「従順の光」をそれぞれ輝かせる必要を説かれた。
また、教皇は「原点に立ち返る」ことの大切さを指摘。
原点に立ち返るとは、昔に戻り、一種の博物館のようになることではなく、すべての奉献の原点、すなわちキリストに、そしてキリストの御父への「はい」に立ち返ることである」、と述べられた。
さらに教皇は、「刷新」とはミーティングや会議におけるよりも先に、聖櫃の前と礼拝の中で行うこと、と語ると同時に、「信仰の人」としての自分たちの会の創立者を再発見し、祈りと献身の中でその姿に倣うべき、とも話された。
最後に教皇は、教会におけるパン種としての、奉献生活者の日頃の証しに感謝を表された。
02 2月 2025, 11:56