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教皇フランシスコ、イタリア・ヴェローナのカットリカ基金関係者との出会いで 2025年1月18日 バチカン宮殿 教皇フランシスコ、イタリア・ヴェローナのカットリカ基金関係者との出会いで 2025年1月18日 バチカン宮殿  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

教皇「豊かさを人間の尊厳への奉仕に用いる」

教皇フランシスコは、イタリア・ヴェローナのカットリカ基金関係者とお会いになった。

 教皇フランシスコは、1月18日、イタリア・ヴェローナのカットリカ基金関係者とお会いになった。

 カットリカ基金は、地域の社会福祉に貢献することを目的に、同名の保険会社を母体に2006年に設立された。

 聖年の巡礼のためローマを訪れた関係者を歓迎された教皇は、巡礼者として世界を歩むことは、自分たちはこの地球の主人ではなく、神から託された「皆が共に暮らす家」を叡智と尊重をもって守る者であることを思い出させると述べられた。

 そして、実際、経済(エコノミア)とは、まさに賢明な「家の運営・管理」を意味するものと指摘された。

 教皇は同基金が様々な社会的連帯や、ボランティア活動の推進、文化的・職業的育成、また特にヴェローナ教区との協力のもと家庭と若者の支援に取り組んでいることを喜ばれ、これからも「常に、すべての人のために」善を行って欲しいと励まされた。

 また、お金は人々のためになるように投資されてこそ価値がある、と教皇は述べつつ、ある国々では武器の製造に投資しているが、命を奪うために投資することは人々のためにならないと強調。

 共通善を推進し、社会の絆を強め、豊かさを人間の尊厳への奉仕のために用いてこそ、わたしたち皆が益を得るといえるだろう、と話された。

18 1月 2025, 16:33