教皇、フィンランドのエキュメニカル使節に挨拶
教皇フランシスコは、フィンランドのエキュメニカル使節とお会いになった。
教皇フランシスコは、1月20日、フィンランドのエキュメニカル使節に挨拶をおくられた。
フィンランドの正教会、ルーテル教会、そしてカトリック教会の代表からなる同使節は、この日記念されたウプサラの聖ヘンリックの祝日と、18日から25日まで行われている「キリスト教一致祈祷週間」を機会にバチカンを訪れた。
「『希望の巡礼者』として、わたしたちはこの2025年の聖年を共に歩んでいる」と使節に挨拶された教皇は、この信仰の道のりは「約束してくださったのは真実な方なのですから、公に言い表した希望を揺るがぬようしっかり保ちましょう」(へブライ人への手紙10,23)という言葉を確認させるものと述べられた。
また、教皇は、「聖ヘンリックは平和の使者として、平和という貴重にして壊れやすい賜物のために絶えず祈るようにとわたしたちを促している」とも語られた。
今回、同使節のローマ巡礼に聖歌隊が同行していることに触れた教皇は、「聖歌は神の栄光を称えるエキュメニカルな美しいしるしであり、聖歌を歌う者は二度祈る」と話された。
そして、教皇は皆が共有するニカイア信条を類いまれなる「信仰の楽譜」にたとえつつ、この「真理の交響曲」とはイエス・キリストご自身であり、御子を通して差し出される神の忠実な愛に「欺くことのない希望」は根ざしている、と強調された。
この受肉した神の愛を証しすることがわたしたちすべてのキリスト者の召命であると教皇は述べながら、一同と共に「主の祈り」を唱えられた。
20 1月 2025, 18:02