教皇、リビアの洪水犠牲者のために祈り
教皇フランシスコは、リビア東部で大雨による洪水のために多くの人が亡くなったことを深く悲しまれた。
リビア東部で、9月10日、ハリケーンの大雨により大規模な洪水が発生、現地の消防関係者によれば、12日の段階で、死者は2千人以上、行方不明者は5千人に及ぶという。一方で、国際赤十字・赤新月社連盟は、行方不明者が1万人に達する恐れがあるとしている。
教皇フランシスコは、このニュースを受け、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、駐リビア教皇大使、韓大輝(ホン・タイファイ)大司教に宛て電報を送られた。
この中で教皇は、リビア東部を襲った洪水で膨大な数の人々が亡くなり、多くのものが破壊されたことに深い悲しみを表わされた。
教皇はまた、負傷した人々や、行方不明の家族を案じる人々、救助や支援にあたる人々に精神的な寄り添いを示された。
教皇はこの悲劇に見舞われたすべての人々に神の慰めと力を祈られた。
12 9月 2023, 16:35