「謙虚な心で皆の勝利のために」教皇、スペインのサッカー関係者に
教皇フランシスコは、スペインのサッカークラブ、セルタ・ディ・ビーゴの関係者とお会いになった。
教皇フランシスコは、7月10日、スペインのガリシア地方のサッカークラブ、セルタ・ディ・ビーゴのメンバーらとお会いになった。
1923年8月23日の設立から間もなく100年を記念する同クラブの関係者らは、この日バチカンを訪れ、教皇との出会いを持った。
教皇は挨拶の中で、セルタ・ディ・ビーゴのクラブカラーには、無原罪の聖母のマントの色である空色が用いられていることに言及。
ガリシア地方の人々はかつて大西洋を渡り、アルゼンチンにも多く移住したが、アルゼンチンの国旗にも用いられている空色を見て、遠い故郷を懐かしんだことだろう、と語られた。
また、教皇は、聖母の保護を意味する空色の盾に、サンティアゴ(聖ヤコブ)の十字を組みわせたセルタ・ディ・ビーゴのクラブ紋章は、人生の勝利のために掲げられるかのようである、とも話され、仕事や生活の闘いの中でも、この紋章が持つ深い意味を忘れないようにと願われた。
そして、あらゆる巡礼者たちを兄弟として受け入れると同時に、より高い目標のためにすべてを投げ打つことをも恐れない、健全な冒険心と兄弟愛にあふれたガリシアの風土をルーツとして大切にするよう励まされた。
謙虚な心を持って、自分の力だけに頼らず、チームとして、すべての人の勝利のために働くように、またアマチュア時代の精神を忘れないようにと助言された教皇は、セルタ・ディ・ビーゴの関係者に祝福をおくられた。
10 7月 2023, 17:43