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教皇フランシスコ  2023年5月22日のレジナ・チェリの祈り  教皇フランシスコ 2023年5月22日のレジナ・チェリの祈り   (ANSA)

「戦争に慣れてはならない」教皇、スーダンに停戦アピール

教皇フランシスコは、スーダンの停戦実現に向けてアピールを新たにされた。

 教皇フランシスコは、5月21日の正午の祈りで、戦闘の続くスーダンに停戦への合意を改めて促された。

 この集いで教皇は、スーダンでの武力衝突勃発から1ヶ月が経過した今も、緊張した情勢が続いていることに懸念を表明。

 これまでに到達した部分的な合意を励ますと共に、停戦実現に向けてアピールを繰り返された。

 教皇は国際共同体に、スーダンにおける対話を促進し、国民の苦しみを和らげるためのあらゆる努力を願われた。

 「お願いです。紛争や戦争に慣れないようにしましょう。戦争に慣れてはいけません」と話された教皇は、同時に「苦しむウクライナの人々に寄り添いつづけましょう」と呼びかけられた。

21 5月 2023, 19:49

レジーナ・チェリの祈りとは?

レジーナ・チェリ(アレルヤの祈り)は、4つの聖母の交唱(アンティフォナ)のうちの一つです。(この他の聖母のための交唱には、アルマ・レデンプトリス・マーテル、アヴェ・レジーナ・チェロールム、そして、サルヴェ・レジーナがあります。)

教皇ベネディクト14世は、1742年、これを復活節の間、すなわち復活の主日から聖霊降臨までの期間、お告げの祈り(アンジェルスの祈り)の代わりに、死に対する勝利のしるしとして起立して唱えるようにと定めました。

お告げの祈りと同様に、早朝、正午、夕方と、一日3回唱え、その一日を神とマリアに捧げます。

この古いアンティフォナは、伝承によれば、4世紀、または10世紀にさかのぼります。その普及については、13世紀半ばから記録され、フランシスコ会の聖務日課に挿入されたことが知られています。これは、4つの短い詩句からなり、それぞれがアレルヤで終わります。これは、信者が天の元后マリアに向けて、キリストの復活を共に喜ぶ祈りです。

教皇フランシスコは、2015年4月6日、復活祭翌日のレジーナ・チェリの祈りにおいて、この祈りを唱える際の心掛けについて語っています。

「わたしたちはマリアに向かって、お喜びくださいと言います。なぜなら聖母に宿られた方は、おことばどおりに復活されたからです。そして、わたしたちは、聖母の取り次ぎを願うのです。実際、わたしたちの喜びは、聖母の喜びを反映するものです。マリアは御子イエスの死と復活の出来事の静かな証し人です。
母の喜びを自分のものとする、子らの喜びをもって、この祈りを唱えましょう。」

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