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教皇フランシスコと国際カリタス・総会参加者との出会い 2023年5月11日 バチカン宮殿 教皇フランシスコと国際カリタス・総会参加者との出会い 2023年5月11日 バチカン宮殿  (Vatican Media)

教皇と国際カリタス総会参加者との集い

教皇フランシスコは、国際カリタスの総会参加者らとお会いになった。

 教皇フランシスコは、5月11日、バチカンで国際カリタスの関係者との集いを持たれた。

 カトリック教会の支援組織、国際カリタス(カリタス・インターナショナル)は、「兄弟愛の新しい歩みを構築するために」をテーマに、同日から16日まで、ローマで総会を開催している。

 総会参加者への挨拶で、国際カリタスのアイデンティティーは神の愛から受けたその使命にあると述べた教皇は、「カリタス」と社会で活動する他の組織との違いは、教会の教えに従い、使徒座との交わりのうちに、司教らと愛徳の司牧において協力するという、その「教会的な召命」にあると強調された。

 また、聖パウロがコリントの信徒に、神を知り、キリスト教生活の真髄を得るための「最高の道」(1コリント12,31)は「愛(カリタス )」であると記しているように、愛はわたしたちを形作り、目を開かせ、人生の深い意味を悟らせ、自らの命の大切さだけでなく、他者の命の尊さをも理解させる、と教皇は愛に基づく活動の大切さを説かれた。

 教皇は、国際カリタスは、普遍の教会と地方教会を結び、愛徳の実践における神の民の努力を支えながら、教会の交わりの表現となることを意図したものと指摘。

 国際カリタスの課題は、善き業によって福音を告げながら、普遍の教会の活動に協力することと教皇は述べ、それは絶えず宣教的回心の道のりにおいて自らを捉え続けることでもあると話された。

 さらに、教皇は、多くのアイデンティティーから構成される国際カリタスの特性に言及。一致を大切にしながら、多様性を豊かさとして生きるようにと関係者らを励まされた。

11 5月 2023, 17:48