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メキシコ・シウダーフアレスの移民収容施設前で、火災の犠牲者のために捧げられたロウソク 2023年3月28日 メキシコ・シウダーフアレスの移民収容施設前で、火災の犠牲者のために捧げられたロウソク 2023年3月28日 

教皇、メキシコの移民施設の火災犠牲者を悼む

教皇フランシスコは、メキシコの移民収容施設の火災の犠牲者のために祈られた。

 教皇フランシスコは、3月29日(水)の一般謁見で、メキシコの移民収容施設の火災の犠牲者を悼まれた。

 3月27日夜、メキシコ北部チワワ州シウダーフアレスの移民収容施設で火災が発生、39人が死亡、29人が負傷した。

 シウダーフアレスは国境の町で、市内北部に流れるリオグランデ川の対岸には、米国テキサス州エル・パソがある。シウダーフアレスをはじめ、メキシコと米国の国境地帯には、中南米諸国から米国への入国を試みる移民たちが絶えない。

 火災が起きた日も、シウダーフアレスでは、70人余りの移民のグループが拘束され、連行されたという。

 この火災について、メキシコのロペス・オブラドル大統領は、強制送還を恐れた移民が抗議のためにマットレスに火をつけたことが出火の原因とみられると述べた。

 グアテマラの移民担当局は、火災の犠牲者39名のうち、少なくとも29名が同国民であると伝えた。

 教皇は、一般謁見中のスペイン語圏の巡礼者への挨拶で、この「悲劇的な火災」に深い悲しみを表明。犠牲者の冥福と共に、遺族に神の慰めを祈られた。

29 3月 2023, 13:56

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