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バチカンでクリスマスのツリーとプレゼピオを点灯・除幕

バチカンで、聖ペトロ広場のクリスマスツリーとプレゼピオが点灯・除幕された。

 バチカンで、12月3日(土)、聖ペトロ広場のクリスマスツリーとプレゼピオの点灯・除幕が行われた。

 2022年度のツリーは、イタリア中部アブルッツォ州キエーティ県ロセッロから届けられた、高さ26メートルのヨーロッパモミ(Abies alba)。

 一方、ツリーの隣に作られた大型プレゼピオ(イエスの降誕の場面を再現した馬小屋の模型)は、イタリア北部フリウリ・ヴェネチア-ジュリア州ウーディネ県ストリオからもたらされた木彫によるもの。

 また、パウロ6世謁見ホールの舞台には、グアテマラ政府から贈られた、同国の伝統的なプレゼピオが設置された。

 3日朝、プレゼピオ、ツリーを寄贈した各関係者、グアテマラからの使節団と、フリウリ・ヴェネチア-ジュリア州とアブルッツォ州の代表、およびストリオとロセッロの市長に率いられた巡礼団は、パウロ6世ホールで、教皇フランシスコとの出会いを持った。

 教皇はこの席で、贈られたツリーとプレゼピオに心からの感謝を表され、キリストの降誕を観想させるこれらのシンボルを前に、イエスのもたらす光を思い、静かな祈りの時を持つことの大切さを説かれた。

 夕方、聖ペトロ広場のプレゼピオの除幕と、ツリーの点灯式が行われた。この式は広場で催される予定であったが、時折降る雨のため、パウロ6世ホールに会場を変更して行われた。

 関係者の挨拶や、ブラスバンドの演奏、クリスマスの聖歌のコーラスに続き、プレゼピオが姿を現し、ツリーに光が灯ると、スクリーンを見つめるホール内の関係者と、広場に集った巡礼者らは、それぞれ盛んに拍手をおくっていた。

 

 

04 12月 2022, 11:53